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 ゆめの森ボランティア募集






「ゆめの森」生い立ち
 杜の都仙台のど真ん中にあるJR仙台駅ショッピングビルS-PALの3F、わずか5坪程のスペースに所狭しと並べられている手作りのギフトショップ、ここが『ゆめの森』です。「福祉施設で作った製品をもっとたくさんの人たちに見てもらいたい」という声のもとに、2000年1月21日より長年の仙台市育成会みんなの夢が『ゆめの森』としてオープンしました。それから早20年、当初11ヶ所だった登録事業所も今では58箇所。手作りのパンやクッキーは安心安全にこだわった無添加でココロとカラダに優しいお菓子です。木工製品や手芸製品、昔ながらのはた織り機で作られた織物など、どれも手作りの温もりあふれる仲間がたくさん増えました。

 その取り組みを認められ、2000年10月より仙台市の補助事業である仙台市知的障害者販売業務等訓練事業(2008年4月より『仙台市障害者販売業務訓練等事業』に変更)の一環として店舗の運営を行っています。

(はぁとは仮開設2000年3月~本開設4月)

 たくさんのお客様に育てられ少しずつ成長してきた『ゆめの森』でしたが、その道のりは順風満帆ではありませんでした。オープンから2年目、商売にはまったくのシロウトたちが集まってはじめたこのお店だったので、お客様のニーズに合った製品作りや季節ごとに製品サイクルを持たせることなど、周囲の一般店舗との歴然とした差に悩み、それが売上にも響いてくるようになりました。また、年度末・始めなど施設の繁忙期に在庫の確保が難しく、その商品不足が客足を遠のけてしまう現実にぶつかったのです。

 そんな時『フェアトレード』の存在を知り、早速横浜にあるネパリ・バザーロを訪れました(当時の担当)。福祉に携わりながらもまったく知識のなかった私たちに、代表の土屋さんはフェアトレードについて、アジア諸国の現状そしてその抱える様々な問題について教えてくれました。聞いてみると、日本での知的障害者の抱える様々な問題と共通する部分が多いことに気付かされました。身近な問題と捉えられにくく広く理解を求めるのが困難な点、それぞれが持っている感性や技術を生かしながら製品作りに取り組む中で人としての自立の精神を養う点、支援する側が一人一人の可能性を最大限生かしながら、かつニーズに応えた製品作りを行わなくてはならない点など。似たような環境のもとではっきりとした信念を持ち、多大なる課題に立ち向かうネパリ・バザーロの方々の姿を目の当たりにしてとても衝撃を受けました。


 「みんなと同じじゃなくても、ゆめの森らしさと、みんながお店に託した“ゆめ”を大切にして行こう!」

 こうして2003年8月フェアトレード製品が『ゆめの森』に仲間入りしました。大きな夢を抱えた仲間は新たなお客様を運んでくれ、品薄になってしまう時期にはなくてはならない存在としてゆめの森を支えてくれています。また、リピーターのお客様も少しずつ増えて「ここに来るといつも元気をもらえる気がするわ」と言ってくれる障害児を育てるお母さんや、「ここに来るのをいつも楽しみにしているのよ」と言ってくれる常連さんなど、たくさんの温かい人々に囲まれ現在の『ゆめの森』があるのです。

 福祉は別世界のものではなく、特別なものでもありません。私たちの周りに当り前にあるものなのです。だからこそ、気軽にショッピングを楽しむ中で、気に入った商品がたまたま障害のある人々の手作り品だったり、フェアトレード製品だったり・・・「そーなんだ」と思うことが福祉の垣根を越える第1歩であると思うのです。世界中のどんな人たちも安心して暮らせる豊かな社会となるよう、大きな夢を抱えて『ゆめの森』はこれからも成長し続けます。 

≪追記≫
2015.9.3 ゆめの森 移転およびリニューアルOPEN
2016.4.22 はぁと リニューアルOPEN
 
     
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